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2011年07月18日

ご報告

ご報告


父が倒れたと聞き、急いで静岡に帰ったのが6月15日。

病院にかけつけると、たくさんの管につながれベットで眠る

父の姿がありました。

「お父さん、帰ったてきたよ」と呼びかけると、

浮腫んで腫れた目を重そうに開けて「おぉ、帰ってきたか。」と言う父。


看護師さんから名前や生年月日を尋ねられると、最初はきちんと答えられていたものの、

時間が経つにつれ答えがちぐはぐになっていきました。


だんだんと、父としての姿を無くしていく様子を見るのが

なによりも辛く、父の横で涙を抑えるのが必死でした。


そんな様子を感じとってか、時々意識が戻るとボソッと

「こんな管ばっかりにつながれて、くだらんナァ・・・。」

とダジャレを言う父。 思わず笑ってしまいながら、なんて

父らしいのだろうと思いました。


いろいろと、処置したものの、一向に病状は良くならず、

意識が戻ることもほとんどなくなってきた、6月19日。

世間では「父の日」でした。


兄弟みんなで、お父さんの所へケーキを持ってきて、

「お父さん、いつもありがとう」と伝えました。


その晩、家族みんなに見守られる中、父は静かに息を引き取りました。

56歳でした。


厳しいながらも、いつも誰よりも家族のことを想ってくれていた父。

もう会うことができないなんて、未だに夢であってほしいと思います。


泣き虫な私は、1ヶ月経とうする今もフッと父との思い出を思い出しては

泣いてしまいます。

「ぴーぴー、泣くな」と父に怒られてしまいそうだけど、

もうしばらく泣かせてください。



ちょうど、このブログの容量もいっぱいになってきたので、

気分転換にブログのお引越しをしようと思います。

マイペースながらも、私の言葉と写真で、大切な方々へ

想いを届けていけたらなぁと思ってます。


お引越し先はこちら → きたかぜこぞう2


これからも、どうぞお付き合いよろしくお願いいたします★









Posted by きたかぜ母ちゃん at 13:49│Comments(3)
この記事へのコメント
ウチも父も6年目まえの6月18日にお別れしました。
私も父が亡くなってしばらく思いだしては涙の日々でした。
このブログ読んで、自分のその時の思いと重なり涙です。

でも、49日でお坊さんがお経を読んでいる時、父がすぐ近くにいるように感じすこし気持ちがふっきれたように感じました。

死についての考えも、それまであまり考えてなかったけれど、私は子供たちをきちんと育てあげて、自分の人生を生きた後、また父に会える楽しみがある。待っててくれてるという考えになって、今に至ります。

子育て大変だけれど、元気をもらえるのもまた子供たちからですよね。
Posted by やん at 2011年07月19日 00:05
もう1ケ月。早いね。

お母さんも面白い人だけど、おとうさんも面白いことをいう方なんだね。

このブログ、泣けるね。
Posted by かおり at 2011年07月21日 13:46
そこに居てくれる人がいないのは、さみしいね・・・くるしいね、つらいね・・・

心の中の空洞はなかなか埋められないけど、いま目の前にいるかんちゃん、ふうくん、そして母ちゃんにはお父さんの血が流れているよ。お父さんここにいるよ。

面白いお父さんの話を、かんちゃんふうくんに笑って話してあげられるそんな日がくるといいね・・・今はいっぱい泣いていいよ。いいんだよ。

うまくコメントまとめられなくてごめんね。でも私はそう思うよ・・・。
Posted by ポパイのおとも at 2011年07月21日 22:52
 
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